今年の7月9〜12日に座・高円寺で公演「残夏-1945-」をスタートして、広島公演(7月18日)、
長崎公演(7月25日)で上演しました。
先日、長崎で公演「残夏-1945-」の幕をおろしたばかりです。
2年前から企画準備を始め、長かった旅がここで終わるとは思わなくてたくさんの心に残る出来事が
灯馬走のように思いだされます。本当に感無量です。何とお礼を申し上げてよいのか、感謝の言葉も
ありません。
今は放心状態です。笑
まずはこの場を借りましてみなさまにお礼を申し上げたいと思います。
スタッフのみなさま、関係者のみなさま、そして役者として参加して頂いたみなさま、本当にありがとう
ございました。
そして、この企画を協賛して頂いた株式会社セドナ様、株式会社東急イーライフデザイン様、後援
していただいた全日本ろうあ連盟様のお力添えのおかげでございます。
もちろん、個人のご寄付をいただいたみなさま、ご協力いただいたお店のみなさまにも心より感謝
いたします。
地方公演では広島市ろうあ協会、広島県手話通訳問題研究会、長崎県ろうあ協会、
全国手話通訳問題研究会長崎支部などの関係者のみなさまのご尽力を賜り、感謝いたします。
サイン アート プロジェクト.アジアン10周年記念公演としてお祭りのように盛り上げていただいた
役者・スタッフのみなさん、関わって頂いたボランティアたちに支えられて喜びで胸一杯でございます。
今回は初めて視覚障害者のために舞台の上で舞台道具などの説明会やお芝居を楽しんでいただける
よう音声ガイドを取り入れ、聴覚障害者や高齢者のためにわかりやすいよう構成台本などバリアフリー
サポートを設置しました。おかげさまで興味を持っていただいたり、楽しんでいただいているお姿を見て
「やってよかった!」と安心しました!こういうサポートを予算の許す限りでこれからも積極的に取り入れて
いきたいと頑張ります。
今年は終戦70周年という節目でいろんなマスメディアからもたくさん取り上げていただきました。
これで被爆した聞こえない人たちのことを多くの方々に知っていただけるチャンスもあって私たちは
とても嬉しく思いました。
それから、取材でも何度も言いましたが、「残夏-1945-」は戦争を知らない世代たちに「被爆した
聞こえない人たちはどうやって生きてきたのか」「何故、爆弾を落とされたのか」「何故、戦争したのか」
「終戦後の日本は何が残ったのか」などを興味持つ、学べるきっかけとなる作品になって欲しいです。
東京公演だけではなく、被爆地である広島と長崎からも「また、見たい!」「再演して!」「もっと他の所
にも公演して」とありがたいお言葉をたくさん頂戴いたしました。
演出家がおっしゃってましたが、この「残夏-1945-」は人間で言うと東京で産声をあげ、長崎では中学生と
なり、まだまだ成長中です。みなさんと同じく私自身もこの作品の成長ぶりをもっと見たい一人でございます。
手話のまったく経験の無い役者さんもかなり苦労なさったと思います。でも、プロだから現場では弱音を
吐きませんでした。
それと口話に慣れていない役者さんもうまく発音出来ないことで悩んでいましたが、みなさんの支えて
舞台へ送り出すことが出来ました。お互いの苦手を一緒にサポートしながら克服できるのは素晴らしいと
思います。
最初は手話通訳者がいないとコミュニケーションが難しかったのですが、地方公演では
もう通訳必要ないほどみんなの距離が縮まり、そして毎晩毎晩飲みまくるほど仲良くなって
いきました!笑 楽しい時間を一緒に共有出来て最高でした!
今回はプロデューサー兼出演というポジションをやらせていただきましたが、プロデューサー
として至らぬ点や配慮が足りないところも多々あった中で周りのサポートのおかげでなんとか
乗り切りました。優しく接して下さり、感謝しております。
サイン アート プロジェクト.アジアンは聞こえない人と聞こえる人の手を繋いで役者、スタッフ、
関係者そして観客も巻き込んで演劇の世界をこれからも楽しんでいきます!
これからも、サイン アート プロジェクト.アジアンを応援よろしくお願いいたします!
深謝
代表 大橋ひろえ

広島市ろうあ協会、広島県手話通訳問題研究会の皆さまと!

長崎県ろうあ協会と全国手話通訳問題研究会長崎支部の皆さまと!

【広島公演】 渇を入れるみなさん

(カメラマン:萬 友洋氏/コンフェティ)

(カメラマン:萬 友洋氏/コンフェティ)

(カメラマン:萬 友洋氏/コンフェティ)

(カメラマン:萬 友洋氏/コンフェティ)

(カメラマン:萬 友洋氏/コンフェティ)