彼は取材で知り合い、強烈な見た目でインパクトを残して
下さいました。笑
一瞬、アフリカの人か!と思うほど服装が民族ファッションで
カラフル!爆笑
でも、お話しすると気持ちのいい人。
彼が書いたコラムをそのまま掲載しますので
よかったら、読んで下さいね。
よみたいときに よめば よゐ
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Daily K-Scale 1331 見つめるコミュニケーション。
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デイリー・ケイスケール1331号 2012.12.12
昨日、サンケイブリーゼホールでミュージカル『女子高生チヨ』
を観劇してきました。木の実ナナさんの迫力ある演技・歌・ダンス
をはじめ、役者さんたちの卓越したパフォーマンスに時間を忘れて
楽しませていただきました。笑いあり、泣きあり、そして会場全体
でのダンスパフォーマンスあり、と盛りだくさんの内容で、ミュー
ジカルの醍醐味を満喫させていただきました。
このステージのポイントのひとつが手話がふんだんに使かわれて
いたこと。そのキーパーソンが、ぼくがかつて取材したことがある
女優の大橋ひろえさんでした。ほとんど耳が聴こえない彼女は、そ
れをハンデとはせず、むしろ個性として活躍されています。劇中、
随所に手話での台詞(というか振付みたいでした)が挿入され、そ
れを言葉で通訳するというシーンがありました。
そこで思ったのが、もし自分が手話を身につけていたら通訳なし
で楽しめたのに…ということです。
これは、字幕や吹き替えなしで外国映画を見ているときに感じる
のと同じ感覚ではないかな、と思います。そんなときは「もっと英
語に堪能だったら…」と思いますよね(英語が達者じゃないぼくだ
からですが)。手話ができたら、もっとコミュニケーションの対象
が広がるのに、と思った次第です。
それともうひとつ、相手を見ながらコミュニケーションすること
の大切さも感じました。横並びや背中合わせのコミュニケーション
というのもあります。でも、基本になるのは、やはり向かいあった
関係なのではないのか、と。
ぼくの先輩で、打ち合わせを横並びでする人がいました。隣り合
わせでないと話ができないというのです。「顔を見ながら話するの
が苦手でね」と彼は言っていました。最近、そういう人が増えてい
ると聞きます。モノローグのように話して意志を伝えようとするの
です。メールやツイッターが流行るのは、このあたりの思いが反映
しているのかもしれませんね。発信しながらも相互交流は敬遠した
いということなのでしょうか。
その点、手話は相手を見つめないとコミュニケーションできませ
ん。つまり、相手に関心を持たないと成り立たないのです。そこに
コミュニケーションの根本があるように思います。
手話を勉強してみようかな。今、真剣にそう思っています。