たくさんの雪が降っているなんて・・・・きっと私たちより寒く感じるだろう。
昨日も寒かったね。
雨の中で迷子になりながら打ち合わせのレストランへ到着。おかげで少し遅れて
しまったけど。
今回の打ち合わせは「聞こえない女性」の参考人として呼び出された。苦笑
前に一緒にお仕事をした俳優さんが今度、ドラマの脚本を書いていると。その物語
の中に聞こえない女性が登場する。
そのために聞こえない女性の参考人として呼び出されたのだ。
ほんまに私でええの?ってな感じです。苦笑
某テレビドラマプロデューサー、脚本家、手話通訳者を交えて食事しながら
そのテーマについて話し合ったのだ。
その時に私の知らなかった世界が存在していた。
プロデューサーさんが
「小さい時に「哲学」という難しい言葉をどうやって理解するのか?」
と聞かれたときに私はその質問の意図がわからなかった。
どうやって理解するの?って聞かれても・・・・・意味がわからない場合は
辞書で調べればいいことじゃないのかな?または家族に意味を教えてもらう
こともある。または経験をして理解することもある。
でも、プロデューサーはその答えではなく、別の意味を聞いているのかな?と
深読みしてなかなか答えられない私。
言葉はほとんど漫画本の中から覚えていくやり方(私の場合)と説明したら、
プロデューサーは
「その吹き出しの中にある言葉をどうやって音をイメージするの?」
「ん?吹き出しの中にあるセリフを音として聞く?なんだこれ?」
聞こえる人たちは本や漫画の中に出るセリフや言葉を「音(声)」のイメージ作るんだ
そうです。
つまり、このセリフはどんな声なのか?想像しながら楽しんで読む。
そして、アニメとか声の吹き替えのときに自分たちが想像していた声と違和感を
感じたり感じなかったりなど話すようです。
これって私たちにはない世界だよね?初めて知った。
漫画を読むときにその登場人物の声のイメージなんて何も考えていない。音に関する
よりも絵の上手さやストーリーがメインのような気がする。
話せば話すほど聞こえる人達から観た「聞こえない人のイメージ」と聞こえない私とは
かけ離れていてどんどんとずれていく。
もっと難しいのは「聞こえない人」タイプの幅が広すぎる。
私みたいな口話で話す人もいれば、手話を母語として話す人達もいる。
だから、コミュニケーションの手段も違ってくる。
どれをポイントを絞って聞こえない人のキャラクターを作るのか、である。
私は聞こえる人になったことがないので比較できるデータもなく、
それをうまく聞こえる人達に説明ができないもどかしさをいつも感じる。
私はこれが「普通」である。
でも、聞こえる人から見れば「普通」ではない。
このギャップをどうかにならんのかねえ?
それに「普通」の基準がわからない。
だから、自分たちと違った恋愛、生活、人の接し方、コミュニケーションなどの
答えを求めている。
向こうも失礼の承知の上で質問している。
しかし、残念ながら私は聞こえない以外は聞こえる人達とは変わらない。
それでも認めてくれないだろう。こういうことは死ぬまでほっといてくれないだろう。
今は聞こえない人を扱ったドラマって流行るかな?
っていうか、聞こえない役のキャラクターがワンパターンだと思う。これは脚本の人も
同感と。もっとキャラを遊んでもいいんじゃないのかな?
今度は女性ではなく、聞こえない男性を作ってくれ!!苦笑
特にイケメン採用してくれ!!
または聞こえない人達が観た聞こえる世界のドラマを作ったら一番面白いと思う。
きっとありえない内容に仕上がるんじゃない?(爆笑)
聞こえない人から見た聞こえる世界って結構興味持ちませんか?爆笑
そういうタイプのコメディドラマを作ってみたい!Mrビーン風な感じにね。
前に大阪の某テレビのプロデューサーに聞こえない人達で番組を任してみては
どうですか?と提案したことがあったが、すぐに却下された。爆笑
理由は「つまらない」だって。ぎゃははははは。
たぶん、偏った番組になるだろうとのこと。
はあ~、道のりは遠いですね。
私は舞台でコツコツと頑張って発信できたらと思います。
映画やテレビの世界は厳しいのぅ・・・・・・・・。
次はインターネットのドラマが出れば、私たちのチャンスは来る!