今、来年に向けて台本を書いている最中。ちょっとネタが欲しくなってインターネットで遊んでいたら、こんなものがっ!!懐かしい!!喜びの再会!
それは映画「ニッキーとジーノ」(1988年作品)。

この映画を観たのは高校生のときだったかな?レンタルビデオで借りて観たんだ。
これはあらすじに興味があったのか?たまたまアマデウスの俳優トム・ハルスが出ているからなのか、借りた動機は覚えていない。
■ストーリー■(ネット引用)
一方は障害者、もう一方は医大生というまったく対照的な双子の兄弟の心の交流を描いているヒューマン・ドラマ映画。トム・ハルスが障害を持つ兄に扮して、繊細な心理演技を見せている。医大に通うジーノには、知的障害をもつ双子の兄ニッキーがいる。ニッキーは、ゴミ清掃員として働きジーノの学費の援助をしていた。2人は温かい兄弟愛で固く結ばれていたが、ジーノにジェニファーという恋人が出来たことから、兄弟の間がギクシャクし始める。
ある日、清掃員の仕事中にニッキーは親しい少年の死を目撃する・・そこからニッキー自身にもわからない不思議な思いによって物語が動きはじめる。
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アメリカのビデオ『Dominick&Eugene』
知的障害を持ちながら弟の学費を稼ぐ兄(ニッキー)を観て日本ではそんな感覚がなくて驚いた記憶がある。今はわかるが、あのときは観るたびに「ありえない!」って。苦笑
医者を目指す弟(ジーノ)は理由があって医者を目指していた。その理由を知ったときに心の熱いものを掴み、涙の温度も熱かった。マジで!あの頃は純粋だったね。
ニッキーは生まれつきに知的障害ではない。父の暴力で正義感の強いニッキーは弟をかばい、大怪我した。そこから、知的障害になって過去のことをすべて忘れてしまった。
だから、ジーノは兄のために医者になってその病気を治すんだって。それを小さいときからずっと誓い続けていた約束を実行するのはただならぬ精神の強さ。
ジーノの責任感の強さになんとも言えなくなって・・・涙が止まらなかった。
そしてラストにあかされる意外な事実に心を揺さぶられます!!
そこでニッキーは初めてジーノの想いが伝わり、受け入れるのです。過去のすべてを。
ここが、ここが一番ヤバイ!水分補足が必要な場面。
過去のことをすべて受け入れたニッキーを見るジーノの顔がなんとも言えない!!
言葉では語れない。映像だけが残っている。今でもハッキリと。
ニッキー役のトム・ハルスは本当に演技が上手い。知的障害者を演じたんだけど嫌みもなく、押しつけがましいところもなく、普通の知的障害者を演じていた。その演技に好感を持てた1人。しかし、私はニッキーよりジーノ役が好き。ジーノを演じたレイ・リオッタはあの時はまだ新人俳優で哀愁漂う演技に胸打たれた!!一生懸命に兄をかばう姿を観て「これは・・・・本物だ」とつぶやいた私。恥ずかしいね。
それ以降、レイリオッタが出演している作品を観るようになった。やっぱり、マフィア関係の映画が多かったねえ・・・。あの演技、雰囲気もぴったりだしね。「グッドフェローズ」もよかった!!
心温まるストーリーで決してお涙ちょうだいものではない。これだったら、自然と
受け入れられる兄弟愛を魅せてくれます!!
あの「レインマン」(トムクルーズ&ダフティンホフマン)よりはいい!!
絶対にね!!兄弟映画だったら「ニッキーとジーノ」が一番!!
この映画は劇場未公開作品なのでテレビなどでもいいから多くの人に観てもらいたい!!
テレビ局!!!どうか、この作品を流して下さい!!!
それとDVD化にしてえええええ!!
また、この映画を観たい!!!
誰がこのビデオを持っていませんか~~~!!