今日、新宿の映画館でやっと「サラの鍵」を観てきました。
ノーベル平和賞を受賞した劉暁波が獄中で読んでいたことでも注目を
集めたタチアナ・ド・ロネの同名ベストセラー小説の映画化。1942年
のナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害。
アウシュビッツに送られた家族について取材をする女性ジャーナリストが
収容所から逃亡した少女サラの存在を知ったことで、人生を変えるほどの
決断に迫られる感動作。(インターネット引用)
これはホロコースト時代と現代を相互しながら物語を進めていく。
それが自然で違和感なかった。
ただ、先が読めてしまう内容だけど編集のおかげで気持ちが
スッと入って行けた。
ユダヤ人を虐待したドイツだけではなく、フランスも加担していたことは
あまりにも知られていなかった。フランスにも収容所があった。
そこの場所は今、冬季競輪場になっている。
しかし、そこに行われていた証拠の写真さえもない。
前にフランス大統領が「<ベルディブ(冬季競輪場)事件>」について国民に
向かって謝罪したことは覚えているだろう。国民たちは衝撃だった。
私はこの言葉はなんとなく覚えていたが、内容はそこまで理解出来ていなかった。
この映画を観てやっとわかった。
それに悲しい、ひどい、怒りなど簡単に言葉で片付けられない。
心に深い余韻の残る考えさせられる作品でした。
ラストの瞬間は本当に胸が痛くなるほど涙が溢れてきました。
この映画、本当に観てよかった。
2011年の中で一番ベストです。
ぜひみなさん観てほしい映画です。

こんにちは、今年もよろしくお願いします。
新宿でまだやっておりましたよ。